第54回<2>

新・星が示す将来の進路(1)
-「人文系の語学関係の学部に進みたい」人へのアドバイス−


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 今回から「新・星が示す将来の進路」として大学の学部ごとの進路のアドバイスをしていこう。こうした学部に進んだら、その中のどんな分野を学んだらいいのか考えていく。これまでの「職業の進路のアドバイス」と同じように、書かれている学部だけが進むべき道だと単純に決めないこと。ここでも大事なのは君たちが学びたいという思いじゃ。学びたいと思っている学問は、多くの場合、その分野の学問、あるいはその知識が自分の人生に必要だということを示唆している。その分野を学ぶ事で自分の将来が開ける予感を持っていることじゃ。自分の興味をよく吟味して、本当に学びたいことを見つけていこう。
 人文系の語学関係の学部には海外文学や日本文学、児童文学などすべてを総合的に学ぶ「総合文学分野」と、フランス文学とか中国文学などに分かれるが文字どおり海外文学を学ぶ「海外文学分野」がある。また、文学系と国語系に別れるが日本の文学と国語を学ぶ「日本文学分野」、それに御伽草子などの古い時代の児童文学も学ぶ「児童文学分野」の合計4つがあるようじゃ。 

 

牡羊座 | 牡牛座 | 双子座 | 蟹座 | 獅子座 | 乙女座 | 天秤座 | 蠍座 | 射手座 | 山羊座 | 水瓶座 | 魚座


 


牡羊座


牡牛座


双子座

興味があればどの分野に進んでもいいが、強いて言えば、海外文学分野がいいかもしれん。国としてはドイツ、イギリス文学などはどうじゃろう。児童文学分野もいいが、これも海外の児童文学のほうに興味を持ちそうじゃ。どの分野を学ぶにしろ、常にその分野の中でだれも研究したことのない分野を探究してみよう。その分野での開拓者のようになるといいじゃろう。人の研究をなぞるよりも、何か独自の仮説を立てて研究するのがいいじゃろう。しかも、研究室に閉じこもらずに、行動を伴った研究の仕方がいいじゃろう。

どちらかと言えば「日本文学分野」がいいかもしれん。できれば古典を研究してみるといいようじゃ。また「海外文学分野」でも日本の文学に影響を与えてきた中国文学ならおもしろいと思うじゃろう。児童文学も悪くないが、児童文学なら、それも時代の古いほうがいいかもしれん。牡牛座は丁寧に粘り強く研究することができる。時間をかけて納得のいくまで考えるタイプじゃから、テーマの選定にはよく気をつけよう。流行に惑わされず、人間の本質に根ざした、時間がたっても新鮮さが失われないような、かつスケールが大きいテーマを選びたいものじゃ。

文学の分野は双子座の得意な分野じゃから、文学のどの分野に進んでもおもしろく研究できるじゃろう。それに、双子座はコミュニケーションが大事な星じゃからいろいろな文学の間の比較検討のようなことは大好きじゃろう。その意味ではいろいろな分野が学べる「総合文学分野」は合っているかもしれん。研究する上で気をつけたいのは発想のおもしろさと表現の奇抜さだけで勝負するのではなくて、地道な調査の裏付けのある研究を心がけたいものじゃ。いくぶんジャーナリスティックになる傾向が出るのは仕方がないかもしれんな。

 


 


蟹座

 


獅子座

 


乙女座

自分の属するところへの愛着が強い星で、おだやかながら愛国心が強いから、日本文学のほうがいいようじゃ。しかし、外国への憧れも強いから、「海外文学分野」も学んでみたいところじゃな。自分の気持をよく考えて、判断しよう。また、珍しいものが好きなので、海外文学でも、あまりポピュラーな国ではなく、忘れられた国とか文学作品が少ない国などの文学を研究するのもいいかもしれん。蟹座は抜群の記憶力の持ち主じゃ。多くの書物を読破して、記憶し、文献的な研究にはすぐれた成果をあげるじゃろう。また、児童文学にも興味を示すかもしれんな。

大局的なものの見方ができてスケールの大きな事が好きな獅子座じゃから、「総合文学分野」でいろいろな分野の文学を学んで、そこから、「一つの国の文学」というのではなく「人類的な文学」などという分野を打ち立てたり、あるいは人類に普遍的なものを文学の中に見つけだすというような研究をしたいものじゃ。じっくりと考えることができるし、長期的にエネルギーを持続できる星じゃから大きな成果をあげることができるじゃろう。分野ではないが、文学の中でも演劇に関するものにはより多くの興味を持つじゃろう。また、子ども好きが多い獅子座じゃから「児童文学」でも楽しい研究ができそうじゃな。

 

乙女座もどちらかというと、古典的なものに興味を示しがちじゃ。分野としては「日本文学分野」が適しているかもしれん。しかし乙女座の最大の武器は分析力にある。だからどの分野の文学にしても、対比して、分析して、そして、そこから新しい発見をしていくというパターンが望ましい。気をつけたいのはテーマや研究する範囲があまりに大きかったり広かったりすると、本筋を見失う結果になってしまうから、なるべくテーマを小さくして、深く、緻密に研究していくほうがいいじゃろう。細部に強い乙女座じゃから、そこで人が全く気がつかなかったような発見をするかもしれんな。

 


 


天秤座

 


蠍座

 


射手座

言葉を大切にする天秤座じゃから、文学の分野は適しているもののひとつじゃな。どの文学の分野でも、興味があれば楽しく研究できるじゃろう。天秤座の特徴は物事への公平な視線じゃ。その意味では、どの分野の文学もその公平な視線で見つめ、そこから何か発見してゆく可能性がある。また、文学を批評するときでも、すばらしい面とそうでない面をはっきり見極めて、公平な批評ができるじゃろう。論理的で美と調和を重んじる天秤座じゃから、文学そのものも、そうした作品を選んでいくといいかもしれん。

物事に隠された、あるいは気がつかない本質を見つけだし、それを表現することに優れている蠍座じゃ。探究することは好きなはずじゃ。粘り強く挫折することなしに見極めるまで努力を続けていくじゃろう。どの分野でも興味があれば、それがいい分野になる。研究するときは、文学そのものよりも作者の深層心理とか登場人物の心理などの研究によって、思いがけないユニークな分析ができるかもしれない。また、あえて文学の分野をいうなら、アンダーグラウンド的な、オカルト的な、あるいは異常心理的といった特殊な文学になる。これらにはおもしろさを感じるじゃろう。

 

非常に興味が移ろいやすい射手座じゃ。第一のアドバイスは一つの専門分野を決めたら、飽きてきても方向転換せずに、その分野の中で見方を変えるとか、研究方法を変えるなどしてみて、その分野を捨てないことじゃな。そうすれば一流の研究者になれるじゃろう。「総合文学分野」だと、いろいろな国の文学を学ぶので飽きがこないかもしれないが、専門を絞りきれなくなるおそれがありそうじゃ。外国に縁が深くなる星座じゃから、「海外文学分野」に興味を持つじゃろう。その場合でも、あまり間口を広げないことじゃな。哲学や宗教にも関心を持つから、ドイツ文学などの一種の哲学的な文学などはいいかもしれん。

 


 


山羊座

 


水瓶座

 


魚座

伝統的なものに敬意を払う山羊座じゃから、どの文学の分野でも古典とか古い時代の文学に興味を持つじゃろう。言葉に対する感覚も鋭いものがあり、文学の分野は適しているじゃろう。どちらかといえば海外の文学よりも日本の文学のほうに興味を持つかもしれんが、海外の文学でも、すでに古典になったもの、あるいは古い時代のものなら、おもしろさを感じるかもしれん。山羊座はねばり強く着実に研究を続けられるから、しっかりとした成果をあげるじゃろう。研究においてもプロの風格があるはずじゃ。価値ある研究をするじゃろう。

物事への着目の仕方が非常にユニークで、普通の人が考えないような発想をする水瓶座じゃ。その特徴を生かせば天才的な研究ができるかもしれん。文学の分野はとくに限定しないでもいいじゃろう。ただ、オーソドックスな文学よりも、SF 的、神秘的、未来予測的、あるいは社会改革的なものに興味がいくかもしれん。また、そうした作品を研究することを楽しいと感じるかもしれんな。しかし、たとえオーソドックスな文学でも、目の付けどころを独創的にすれば、それはまたユニークな研究になるじゃろう。

 

非常に豊かな感性を持っているから、芸術である文学は適しているじゃろう。どの分野でもいいのじゃが、空想とか夢を引き出すような分野を探すといいじゃろう。文学でも詩のようにイメージが大事な作品などの研究では、鋭い直感で見事な分析と批評ができるかもしれん。注意することは、地道な努力とか、論理を積み重ねて実証するような研究ではどこか甘さが出てしまうかもしれんということ。勘とムードで研究してしまう傾向があることも自覚しておこう。それに気をつければ、それこそ大いなる直感で時代を変えるような文学研究の成果を出すかもしれん。

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