第156回<2>

もしもこの職業についたならシリーズ<17>
−映画監督編−


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 今回の「もしもシリーズ」は映画監督編じゃ。映画監督は映画作りにおいて、企画から完成まで、現場作業のすべての指揮をとる。シナリオにそって映像画面を想定した絵コンテを作成したり、ロケーション地や、カメラポジションを指定したりする。スタッフやキャストの選定なども映画監督を中心に行い、撮影時には出演者に演技指導を行う。だから芸術的才能だけでなく、統率力や指導力も必要のようじゃな。

 

 


 

■もしも牡羊座が映画監督になったら
リーダーシップをとるのがうまいから、監督という名前のついた職業にはどれも満足するじゃろう。そして、強引にスタッフや出演者を統率していく。常に開拓心が旺盛なので、すでにある物には満足できないから、作る映画は今までにない新しいストーリーや映像になるじゃろう。しかし、とても我が強いタイプなのでワンマンになりがちじゃな。スタミナがあり、ムリができる体質なので、周りの人たちにも苛酷な仕事を強いてしまうことがある。細部へのこだわりを持つとさらに優れた作品になるようじゃ。

 

■もしも牡牛座が映画監督になったら
現実感覚が優れているので、たとえサイエンスフィクションでも、それが現実的に思えるような作品作りをするじゃろうな。制作の態度は粘り強く、腰が入っている。誠実で穏やかな性格じゃが、自分の思ったとおりに頑固に進めていくようじゃ。美意識にも優れているので、映像は美しいし、コスチュームなどもこだわって、まるでファッションショーのような映画ができあがるかもしれん。ただし、中にはホラーに興味を示す牡牛座もいる。気をつけたいのは、こだわりが強すぎると制作費や制作時間がかかり過ぎてしまうことじゃろう。

 

■もしも双子座が映画監督になったら
おしゃれで、気のきいた映画を作るじゃろうな。機知やウイット、あるいはユーモアが溢れているので、とても爽やかな映画になる。もっとも神経質な性格が強いと、サスペンスやスリラーなどで神経症的な映画になるかもしれん。また、その場その場で変更することに抵抗がないので、リーダーシップというより、みんなの意見を取り入れながら、要領よく撮影していくじゃろう。歴史を扱う映画でも、どこか現代的な解釈をするとか、現代的な雰囲気が溢れるようじゃ。気をつけたいのは、映画があまりにも軽くならないようにすること。長篇の長さで短編的な作品になってしまいそうじゃ。

 

■もしも蟹座が映画監督になったら
どんな映画でも、どこか人間の暖かさ、つまり人情が映画の中に現われるじゃろう。万人に愛される映画になりそうじゃ。逆に言うと下手に前衛とか芸術を意識しないほうがいいじゃろう。蟹座が作る映画は常にストーリーのドラマというより、感情のドラマになる。感情の動きが話の動きになるじゃろう。気をつけたいのは、少し依怙贔屓の気味があることで、可哀想だから作品に関わらせるということはやめた方がよさそうじゃ。また、無意識のうちに他人の作品の模倣をしてしまうことも注意じゃ。あらゆる作品は先人の模倣から始まるが、それがミエミエでは少しまずいかもしれん。

 

■もしも獅子座が映画監督になったら
 トップに立つことで実力以上の力を発揮するから、映画監督というのは気分がいい職業じゃろう。リーダーシップというより親分肌でみんなをまとめていこうとするようじゃ。ただ、義理と人情に弱いから、そこを突かれると統率力が崩されるから気をつけよう。映画はスケールの大きな映画だと燃えそうじゃな。また、義理と人情が好きじゃから、仁侠的な映画にロマンを感じるじゃろう。ただ、残酷なシーンはあまり好きではないようじゃ。また、本質的にショーとは何かを知っているので、ミュージカルや大がかりな仕かけのあるスペクタル映画などがよさそうじゃ。

 

■もしも乙女座が映画監督になったら
 緻密な計画、遅れのないスケジュール、細部へのこだわり、即興がほとんどなく、どんなにさりげない場面でも計算されているじゃろう。映画そのものはとりたてて新奇なものでも芸術的なものでもないかもしれんが、日常生活をとりあげて、ほのぼのとした人間模様を描いていくようじゃ。下町の人情といったものが好きかもしれん。乙女座そのものも、本質的には親切でやさしいタイプなので、映画作りの上でも人間関係でもスムーズに仕事は進むじゃろう。気をつけたいのは制作するうえで余裕がなくなる瞬間がありそうなことじゃ。そのときは不安な気持が強くなるじゃろう。

 

■もしも天秤座が映画監督になったら
 
交渉の才能があり、公平で、人使いのうまい星座じゃから、チームワークがスムーズで周りの協力を得られるじゃろう。暴力的で残酷な作品は好まず、どこかコミカルでユーモアがありそうじゃ。駆け引きのおもしろさのあるストーリーなどもいいじゃろう。そして、多分、どこかお色気のある場面がありそうじゃ。気をつけたいのは妥協し過ぎたり、作品より人間関係を重視したりして、肝心の作品へのこだわりが少なくなってしまうことじゃな。平和の人ではあるが、とても男性的な星じゃ。コーディネーターではなく、リーダー(監督)の自覚を持って作品を作ろう。

 

■もしも蠍座が映画監督になったら
少し変わったジャンルの作品を手がけるかもしれんな。心理劇とか超能力関係、あるいは心霊現象のようなオカルト系の作品に惹かれるじゃろう。あるいは「死と生」さらには「種の保存としての性」に興味がありそうで、それがテーマの映画を作りそうじゃ。監督としては、あまり言葉は多くないが沈黙の威圧感があり、カリスマ的になりそうじゃな。タフなのでスタッフにも酷な仕事をさせてしまいそうじゃ。気をつけたいのは、自分を慕う人を依怙贔屓してしまいそうなことじゃ。作品を大事にすることが必要かもしれん。

 

■もしも射手座が映画監督になったら
 才能が豊かで、しかも物事への関心が広い星じゃから、さまざまな分野の作品を作り出し、それで高い評価を受けそうじゃな。ただ、それが弱点にもなり、作品が才能だけの小手先で作られ、深みとか重みがなくなったり、あるいは自分のテーマが分からなくなることもありそうじゃ。作品は外国で評価されやすいようじゃ。できるなら早く自分のスタイルを作り、それを深めていくことじゃろう。監督としては、フランクで人を正しく評価できるから、周りは協力的じゃろう。ただ、ときに繊細な人の感情を無視して、嫌われたりするかもしれん。気配りを忘れないことじゃ。

 

■もしも山羊座が映画監督になったら
 
渋い映画をつくりそうじゃな。奇を衒うことが好きでなく、伝統的な手法にこだわりそうじゃ。どんな作品でも、商業的に成功しなければ成功とは思わんじゃろう。冷徹な目を持っているので、甘いヒューマニズムを避け、ときに現実はこんなに暴力的で残酷なものだということを強調してしまいそうじゃ。そのような意味のバイオレントな作品を作るかもしれん。また、時代劇などにも興味があり、歴史劇、とくに国家間の政治的な抗争などにロマンを感じるじゃろう。注意したいのは、現実志向が強すぎて、鑑賞後に後味の悪い映画を作ってしまいそうじゃ。

 

■もしも水瓶座が映画監督になったら
 社会的な意識が強いので、現体制の批判や、公害問題など、改革を促すようなメッセージのある映画を作りそうじゃな。あるいは未来志向と発明志向が強いため、サイエンスフィクションなどにも興味を持ちそうじゃ。また、新しい手法を用いた映画やアニメなどへの関心が強いじゃろう。監督としては、リーダーというより、友だち感覚を持つじゃろう。ときにナメてくるスタッフがいるかもしれんから少し威厳やこわさを演出したほうがいいかもしれん。気をつけたいのは経済性を無視してしまいそうなことじゃ。理想をまっとうするのはいいが、赤字では次の理想が実現できない。

 

■もしも魚座が映画監督になったら
 映画は魚座の得意分野じゃ。しかも魚座は芸術の星じゃ。不思議な雰囲気の夢のような映画を作りそうじゃな。音楽とダンスの適性があり、ミュージカルなどはぴったりの映画じゃろう。監督としては、非常に即興性があり、その場その場の雰囲気で変えていくじゃろう。それがうまくいくと思わぬ効果や質の高さが出るが、悪くするとまとまりがなくなる。また、気をつけたいのは、スタッフの情に負けて、余りにも妥協をし過ぎることじゃ。それとスケジュールを守ろう。また、あまり理窟や主張のある作品は避けたほうがいいかもしれん。テーマが何が何だかわからないような作品が意外と人の思い込みで評価を受けてしまうかもしれん。

 

 

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