★第976回

●星のインフォメーション

★星の名前と星の沈黙

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 今回は星が移動をしないので、「星のターニングポイント」はありません。そこで、今回は「星のターニングポイント」の代わりに、新しい読者のために満天王が使用している星の名前と「星の沈黙」について再び解説しましょう。以前からの読者の方にはすでに解説したものです。

 すでに、占星術を学んだ人とか、占星術の本を読んでいる人はお分かりでしょうが、満天王が使っている星の名前は、満天王が読者に分かりやすいようにつけた名前です。占星術では、ちゃんと惑星の名前があります。

★「生命の星」は「太陽」です。太陽は占星術で使われる10の星の中で一番影響力が強いと言っていいでしょう。基本的には吉星です。この星がある星座に入ると、ほぼ30日間、その星座に留まります。すると、その星座はまるで生命を与えられたかのように活性化します。その星座の持つ意味や機能が動き出します。このために生活に変化が現われます。また「生命の星」である太陽が、ある星座に入ると、その星座にスター運や人気運を与えます。そして、その星座は強運になります。物事にツキが出てきます。ついでながら、例えば牡羊座にこの星が入ると、牡羊座から抜けるまでの期間(ほぼ30日間)を、満天王では牡羊座月(おひつじざづき)と呼びます。蟹座に入れば 蟹座月(かにざづき)です。また、この星が暗示する人物は「実力者」「大物」です。この星が関係するとき、そこに実力者や大物が関係することがあります。

★「変化の星」は「月」です。吉星です。でも「星のターニングポイント」には、この名前は出てきません。ですから「こんな星があったかな」と、思われる人もいるでしょう。この星は大体2日半くらい、一つの星座に留まります。そして、人の感情や物事に変化をもたらします。短い期間ですが、この星の影響力も強いものがあります。毎日の喜怒哀楽をもたらす出来事の大半は、この星がもたらしているのです。デイリーチェックはこの星が移動することで予言されます。ですから、デイリーチェックでは、ほぼ2日半で一つの予言になっているのです。そして、そのために「星のターニングポイント」には出てこないのです。この星が暗示する人物は一般大衆、女性、母親です。

★「コミュニケーションの星」は「水星」です。この星は通信や交通をつかさどります。勉強やペーパーワーク、旅、兄弟姉妹や親戚に関することにとくに強く作用します。細かい用事や、神経を使う仕事、書類関係の用事なども暗示します。コミュニケーションの善し悪し、その能力、書くこと、話すこと、教えることなどもこの星が働きます。吉凶は中立ですが、組み合わさる星しだいで吉凶が異なります。たとえば「生命の星」といい感じで組み合わさると、吉星として作用します。悪い感じで組み合わさると凶星として作用します。この星が暗示する人物は「自分より年下の人」「一般的に若い人」「頭のいい人」そして、「書くこと、話すこと、教えることなどを仕事にしている人」です。

★「愛と美の星」は「金星」です。この星は吉星で、まるで幸運の女神のようです。人や物事に愛と美、優雅さや上品さ、趣味のよさなどをもたらします。ある星座に入ると、その星座の人にはモテモテ運が与えられます。ですから恋愛運がよくなります。おまけに金運もよくしてくれます。とてもいい星なので、悪い影響を与える時でも、浮気な心とか、怠惰、享楽、堕落など、いいことが過剰になっている感じになります。でも、あまり大きなダメージは与えません。この星が暗示する人物は「美形の人」「やさしい人」「趣味のいい芸術家タイプ」の人です。

★「勇気の星」は「火星」です。男の中の男の星、といった感じです。いわばいい意味でも、悪い意味でも「戦士の星」です。そして、これは本来は凶星です。凶星ですが、人や物事にエネルギーを与えます。文字通り戦う勇気も与えてくれます。この星が建設的に使われると、物事がダイナミックに進展します。新しい企画やプロジェクトなどの立ち上げにはこの「勇気の星」がとても役立ちます。難問や壁も打ち破ってくれます。しかし、この星のエネルギーを悪いやり方で使うと、この星は「破壊の星」「暴力の星」「トラブルの星」に変わります。粗暴で、下品で、短気で、怒りの星になってしまいます。この星が暗示する人物は「男っぽい人」「精力的な人」「冒険家のような勇気のある人」「乱暴な人」です。

★「発展の星」は「木星」です。吉星で、ほぼ12年に1度ずつ、各星座を訪れ、ほぼ12か月間留まります。いわゆる12年に1度の幸運期をつくる星です。ほとんど悪さをしないのですが、発展が過ぎると、手を広げ過ぎて収拾がつかないような事態を作ります。体に悪い影響をもたらす時は「体の発展、つまり肥満」をもたらします。それが悪化すると、成人病をもたらします。また、体に悪いところがあると膿を出すようにします。治療とか手術がもたらされます。つまり、この星は「お医者さんの星」になります。あるいは「矯正の星」になります。生活でも、何か悪いことをしていると、それを明るみに出し、治療し(ときには荒療治になり)、矯正してくれます。そのときには痛みがあるでしょう。「どこが12年に1度の幸運期だ!」と恨みたくなります。でも、生活は正され、更正させられます。「発展の星」である木星は「本当にいい星」なのです。この星が暗示する人物は「明るく陽気な人」「高潔な人」「気前のいい人」「外国人」「哲学的、あるいは宗教的な心を持った人」です。

★「試練の星」は「土星」です。土星の英語はサターンです。多くの人が「サタン」、つまり「悪魔」と誤解しているようですが、そのサタンではありません。「悪魔の星」ではないのです。ローマ神話の農耕の神のサトゥルヌスからきた名前です。土星は確かに凶星ですが、悪魔のような星ではないのです。人生で成功するためには勉強したり、経験を積んだりすること、つまり修行がどうしても必要です。この修行がきつくなると試練になります。この星に影響されると、生活のある局面で修行や試練が始まります。それはときにつらいでしょう。でも、この修行を終えないと、次の発展に進めません。修行や試練に前向きに取り組めたら最高です。土星は人を大人にさせます。土星は「最後に笑う星」です。この星が暗示する人物は「大人っぽい人」「まじめで、少し悲観的な人」「年配の人」「教師的な人」「厳しい人」です。ときに「意地悪な人」も暗示します。

★「革命の星」は「天王星」です。凶星です。この星は人や物事に「風変わりな傾向」と、物事に「改革や革新」を与えます。この星は平凡なこと、伝統的なこと、古いことを嫌悪します。そうしたことを改革したり、変革したりします。その改革にときに痛みが伴うこともあります。しかし、その改革の後で、人や物事が大きく様変わりします。また、この星は「反抗の星」「孤高の星」「自由を望む星」です。この星に影響されると人や物事が孤立したり、浮き上がってしまったりします。平等な感覚が強いので、上下関係とか年の差などを気にしない星なので、目上の人にも友だちのような口をきいて失敗させたりします。そして、現状から飛び出し、自由になりたい気分を持たせます。予期しがたい行動をとらせます。しかし、他の星とのいい組み合わせを持つと、天王星は人に天才性を与え、物事に飛躍的な進歩をもたらします。天王星は「天才の星」です。天才というほど大げさでなくても、ユニークな発想ができ、すばらしいアイデアや企画を出します。天王星が暗示する人物は「天才」「風変わりな人」「一匹狼」「不平不満屋」です。もちろん「革命家」もそうです。

★「夢幻の星」は「海王星」です。凶星です。この星は人に夢を見させます。物事を理想化させたり、過大評価させたりします。つまり、現実を見させないのです。物事自体にも、どこか曖昧さが出てきます。「海王星」は「おぼろ星」です。でも、いい面もあります。物事がロマンチックになります。この星の影響を受けると、空想力や想像力に溢れます。海王星は「芸術の星」です。海や水の星ですから、波のように、とくに流動的なものに暗示が強くなります。音楽やダンスなども暗示します。でも、この星は「欺瞞の星」でもあります。物事に嘘があったりします。「バラ色の眼鏡」で物事を見ます。あばたもえくぼです。この星に影響されているときは、現実をしっかり見るようにしないと墓穴を掘ります。そして、物事のタガをゆるめます。意見がどっちつかずだったり、約束が守れなくなってしまいます。この星は「遅刻星」としても有名です。ただ、海王星は「ボランティア、奉仕、自己犠牲の星」でもあります。海のように広く深い包容力があります。困っている人に同情し、自己犠牲をしてでも助けたい気持ちを持たせます。海王星は「介護の星」でもあるのです。海王星が暗示する人物は「芸術家」「夢見る夢子さん/夢男さん」「介護する人」「看護師」「ボランティア」「放浪者」「涙もろい人」「嘘つき」「遅刻魔」です。

★「黄泉がえりの星」は「冥王星」です。凶星です。最近「冥王星」が問題になりましたが、星が消滅したわけではなく、この星は影響力をなくしていません。小さい星ですが、ひょっとすると冥王星と共にその周辺の何かが影響力を持っているかもしれませんね。占星術では、引き続き、冥王星という名前を使っています。この星は不思議な星です。極端な変化、極端な感情や性格を与え、「一切か無か」といった働きをします。金運でいうなら、一文無しになるか大金持ちになるかのどちらかです。あるいはときに一文無しになったり、逆転して大金持ちになったりします。また、この星は(少し大げさですが)物事をまず滅亡させ、そして再生させます。黄泉の国に落ちてのち、よみがえる感じです。あるいは身を炎で焼いて、再び生き返る火の鳥、不死鳥のようなものです。この星の影響を受けると、これまでのことが消滅して、そして新たな再生がもたらされます。また、この星が影響すると、影響された人や物事は尋常ではなくなります。まれに、異常になります。例えば、冥王星に影響された趣味ははたから見るとグロテスクなものになる、といった感じです。そして、この星にはどこか「死」の影があります。この星が暗示する人物は「ふところが深い人」「善にも強いが悪にも強い人」「内心は激情の人だが、ポーカーフェイスの人」「嫉妬深く、執念深い人」「ストーカー」などです。

●「星の沈黙」について

満天王で、ときどき「星が沈黙する」ということがあります。これは、「星が逆行する」ことです。もちろん星が逆行することはなく、地球と星の動くスピードが異なるので、ときに星が後退していくようにみえる現象を言います。占星術では、星が逆行する(ように見えるとき)、星の影響が内向すると言われています。そのため、物事を反省したり、考え直したりするような影響になります。あるいは、物事が停滞したり、保留になったりします。

 
 

 

 


 

 

 

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