満天王の自己紹介

 キャラクターの満天王ほどおじいちゃんではないが1944年生まれだから、やはりもうじいさんですな。早稲田大学で経済を勉強したが、文学や哲学のほうに興味があって、学部を間違えたようじゃ。もう少し早く占星術に出会っていたら、もっと別な進路があったかもしれん。
 卒業後は編集者としていくつかの出版社に勤めた。ちょいとアメリカに行って英語を勉強してきたこともある。西洋占星術を勉強するのに、やはり英語がわからないと不便なんじゃ。占星術とは大学を卒業してすぐに出会い、いわば「星に導かれるように」勉強を始めた。すでに45年近く占星術を研究しているが、ますますその不思議なシステムに驚いている。現在はフリーの編集者として活動するかたわら、占星術家として原稿を書いたり、ときに占星術による相談を受けたりしている。
 わしの星座は内緒にしておこう。ときどき、年をとっている人で、どの星座にも当てはまる人に出会う。おだやかな人格者という感じかな。それはいろいろな星座のいい点を持っている人じゃ。多分その人は自分の長所をのばし、自分の欠点を直してきた人なんじゃな。つまり人間修行をしていくうちに、自分の星座を超えてしまったのじゃ。それを円熟と言うのじゃろう。わしもそうなることを願って、今でも修行のつもりでいる。だからすべての星座を含む「満天王」じゃ。
 これを読むのは高校生だが、それぞれの星座の特徴はこれから強調されていくじゃろう。年をとり、社会に出るにしたがって運命の波も大きくなるじゃろう。まず自我、アイデンティティを確立し、そして、それから自分を広げていってほしい。そのために、自分を知るひとつの手段として占星術はおもしろい。自分の星座を知って、やがてその星座を超える人間になってほしいと願う。