第9回(最終回) 悪いことだけ当たる

占いよりも常識を優先しよう

占いよりも常識が優先する、というのは、とても簡単なことで、たとえば、大学運がいいとか、勉強運がいい、あるいはテストで幸運と書かれていたとき、だからといって、勉強もろくにしない人が東京大学を受験しても合格するわけではないということじゃな。 ある星がどんなに勉強運をよくしてくれても、テストでツキを与えてくれても、勉強しない人に対しては、その星はほとんど為す術がない。つまり、勉強しなければ、いい大学へは入らないという常識のほうが圧倒的に優先されるのじゃ。
もっとも、そんなときでも、この星は勉強をしない人には「勉強しなくてはいけないぞ」というメッセージを送るくらいのことはしてくれる。たとえば先生から注意を受けるようなことじゃな。それは警告なのじゃが、そのときはもちろん痛みや不愉快さを伴うじゃろう。 すると、人は、「幸運のはずなのに、こんな仕打ちを受けた」と思うのじゃ。星がいいことをしてくれるときは「本当にいいこと」をしてくれる。たとえば、苦言を呈してくれる友は真の友じゃが、星もそのようによくない生活をしているときは、 それを矯正するように働くのじゃな。何と星はありがたいものじゃろう。
勉強をしっかりしている人で、勉強運がいい場合でも、実力どおりの力を発揮できるとか、あるいは、ほんの少しツキに恵まれる程度じゃろう。星はそれほど甘くない。しかし、それでも試験であがらずに実力が出せることはたいしたことじゃな。
また、バイト運がいいと言われても、怠け者には何らの報償はない。「今のままでいいのか」という警告があるばかりじゃろう。生活する上で常識としてやらなければならないことをしないでは、いいことはこない。いいこととは、 やるべきことをやっての上での話じゃ。自分にとって嫌なことをすべて避けていてはいけない。苦手だからといって逃げてはいけない。多くの人は嫌なことも苦手なことも、ちゃんとこなしているのじゃな。さもないと、星は矯正という痛みを与えてくるじゃろう。

今回で、「星占いの読み方」を終了する。