コンセプトに基づき、新しい車のイメージをかたちにしていく仕事です。さまざまな意見を採り入れながら、魅力的なデザインに仕上げていきます。予算を考慮しながら、かっこよさはもとより、機能性や安全性にも気を配ることが大切。作業はエクステリアと呼ばれるボディデザインと、内装のインテリアデザインとに分けて行われることが多いようです。
F1やラリーといったカーレースに出場するレーシングマシンを操縦するのがカーレーサー。コース上を高速走行し、ライバルと駆け引きしながら、ランクインをねらいます。レースでは、常に変化するタイヤや燃料を含めたマシンコンディションを把握し、対応しなければなりません。センスと経験でマシンの力を最大に引き出す、醍醐味のある仕事です。
【必要な資格】
海技士
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航海業務において、船舶を操縦し、乗組員を指揮して船を動かす仕事です。船長が作成した運航プランに基づいて、綿密な航行ルートや時間を割り出し、肉眼やレーダーで船の位置を確認したり、天候や潮の流れなどに注意して今後の変化を予測したりしながら、安全な航海を遂行します。航海士になるためには、国家試験である海技士の免許が必要です。
飛行機やヘリコプターなどの航空機や、ロケット、人工衛星に代表される宇宙機を開発・製造する仕事です。本体の設計から、ハードな使用に耐えうる最新の素材や動力エンジンといった各種部品の開発まで、構造が非常に複雑なこれらの機器にまつわる業務は細分化されています。航空宇宙工学や物理学などの専門知識を必要とする仕事です。
【必要な資格】
航空運航整備士、航空整備士のいずれか
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飛行機やヘリコプターなどを点検し、安全にフライトできるように整備するのが航空整備士の仕事。たとえば、飛行機には100万個以上の部品が用いられますが、これらがすべて正常に機能しなければ大事故につながります。航空機の構造に関する専門知識と技能に加え、責任感が求められます。作業には日常整備、ライン整備、定期整備などがあります。
コンピュータによって飛行がコントロールされている航空機。これに装備されている電子機器の整備や保守に携わるのが航空電子制御エンジニアです。航空無線機や自動方向探知機などさまざまな電子システムを製作したり、航空機が安全に運航されるよう、各種電子機器の点検を定期的に行います。故障がみつかればその原因を探り、修理にあたります。
空港に持ち込まれた航空貨物にかかわる一切の手続きに携わるのが国際航空貨物取扱士。目的地までの輸送スケジュール作成、運賃計算、梱包作業などを行います。国際航空貨物取扱士の資格は国際ライセンスとして認められており、取得すれば航空貨物のプロフェッショナルとして世界の航空貨物業界で働くことが可能。専門知識と英語力は不可欠です。
【仕事人にきく】
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【必要な資格】
自動車整備士
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新車納入や車検などの際に、車両の点検、整備などを行い、不良箇所があれば修理にあたるのが自動車整備士。自動車の整備不良による交通事故を未然に防ぎ、排気ガスなどによる公害の発生を抑制する役割を担っています。最近は業務の一部をコンピュータ化するなど、働きやすい環境が整ってきているため、女性の整備士も増えてきています。
自動車セールススタッフは、個人や企業を相手に自動車を販売するのが仕事です。担当エリア内の顧客を訪問したり、ショールームなどで製品を顧客にアピールするなど、購入に結びつけるための営業活動を行います。販売しようとする自動車の構造や特性をよく理解し、顧客のライフスタイルに合わせて適切なセールス方法を選択することが重要です。
自動車を1つの機械と捉え、これを構成するさまざまな部品や機能の設計に携わるのが自動車設計・デザイナー。設計ソフトを用いて、部品構造や必要なコストを計算し、衝突時などの安全性をシミュレーションしながら、企業のコンセプトに沿った新しい自動車をかたちづくっていきます。特に機械工学についての専門知識が求められます。
自動車開発において、各パーツの開発を行うのが車両開発エンジニア。エンジン、システム、ボディーなどをさまざまな角度から実験し、データを分析してより高性能なものを生み出します。試作車を使って試験を行い、生産上問題ないかどうかの判断も行います。安全や環境に配慮し、ユーザーの要望を満たした魅力ある車づくりに欠かせない仕事です。
さまざまな種類の船舶の設計・製作にあたるのが造船技術者です。船舶の種類、載貨重量、寸法などを盛り込んだ仕様書を作成し、載せるエンジンや素材などを選定。これをもとに設計図面と船舶模型を起こして流体解析や安全設計を行うとともに、生産ラインを確保して造船作業へ入ります。材料力学、流体力学、運動力学などの専門知識が求められます。
中古自動車は新車と異なり、同じ車種でも状態によって価格が変動する商品です。中古自動車査定士は、公平な立場から中古自動車の価値を査定する専門家。車体の傷や使用年数、走行距離などを調べ、適正な価格を算出します。中古自動車の売買、相続など税務上の手続き時や、所有車の資産的な価値を知りたいときなど、あらゆる場面で活躍します。
オートバイの安全走行のために修理・点検・整備を行うのが二輪自動車整備士。ライダーの体型や運転のくせなどに合わせ、ステアリングやブレーキなどの調整、チューニングなどのきめ細やかな整備を行います。また、故障や不具合をみつけたら、分解して適切な部品と交換します。この仕事に就くには、二輪自動車整備士の資格が必要です。
【必要な資格】
自家用操縦士、事業用操縦士のいずれか、その他航空身体検査証明など
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事業用の飛行機やヘリコプターなどの操縦を行い、乗客や貨物を目的地へ輸送するのがパイロット。操縦のほか、航空管制官との連絡や計器類の監視、気象変化に対する対応といった業務を行います。操縦そのものは自動化が進んでいますが、緊急事態に備えて常に機内外の状況を冷静に判断し、安全な運航を保証することが求められます。
自動車の車体の修理を行うのが板金・塗装技術者。交通事故、運転ミスなどによる車体の破損やへこみ、塗装のはがれといった損傷を修復するスペシャリストです。作業工程には、車体の破損部分を取り外して傷や凹凸をなめらかに整える「板金加工」や新しい部品を取り付ける「溶接」、下地塗装ののち車体カラーに合わせた調色を施す「塗装」などがあります。
航空機は滑走路に降りると、誘導路に入って停止場所をめざします。このときパイロットに指示を送るのがマーシャラーの仕事です。パイロットは操縦席から停止線が見えないため、マーシャリングカーのリフトに乗ったマーシャラーが機体の旋回、進行などの指示を送り適切な停止位置へ誘導します。航空機が離陸する際に、誘導路へ押し出すのも仕事です。
カーレースに出場するマシンの整備を担当するのがレーシングメカニックです。テスト走行の内容を受け、タイヤやコースの状態を考慮しながらマシンのセッティングを行うほか、レース中はピットで待機し、ピットインしたマシンのタイヤ交換やクラッシュ時の修理、燃料の補給などにあたります。また、レース終了後のマシンメンテナンスも大事な仕事です。
すでに生産されていない名車や旧車を、運転可能な状態に整備するのがレストアスタッフ。エンジン、タイヤ回り、外装、内装などのすべてにおいて、錆や傷などでいたんだ部分を分解し、新しい部品と交換したり、塗装を行ったりしながら復元していきます。一般車に比べ、作業にはたいへんな慎重さと根気を要します。車に対する幅広い知識が必要です。
情報処理技術者試験の1区分。国際貨物輸送に関する知識を認定。基礎・上級・危険物の3コースがあり、運送状や輸送スケジュールの作成から運賃計算方法までを問う。試験は英語で行う。
船長、機関長、航海士、機関士、通信長、通信士、運航士といった、船舶職員になるための免許のこと。担当職務により航海、機関、通信などに種類が分かれる。
可燃性ガスと酸素を用いた溶接を行うための必須資格。学科と実技についての講習受講と学課修了試験の合格で取得できる。
引火性物質や化学性物質といった危険物の取扱、点検、保安を行う際に必要となる資格。甲・乙・丙の3種類があり、それぞれ取り扱える危険物の範囲が異なる。
計器飛行とは航空機の姿勢や高度、位置、針路の測定を、計器によって行うフライト方式のこと。計器飛行を行うパイロットが必ず取得しなければならない資格。
航空機の保守作業の中でも簡単な修理や整備、点検を行う際の必須資格。1・2等の2種類があり、1等は取り扱える航空機の重量制限がない。学科試験と実技試験がある。
航空機の製造、修理確認、航空機用機器の製造証明に関する事務を行うための必須資格。航空機、航空機用原動機、航法用電子計算機など13の区分に分かれる。
航空機の各部品について、安全かどうかを確認するための必須資格。機体、ピストン発動機、タービン発動機、プロペラ、計器、電気、無線などといった専門分野がある。
航空機乗組員が航空機に乗り込んで業務を行うために必要な心身の状態を保持しているかどうか、検査・証明を行う必須資格。半年から1年に一度の更新が必要。
航空機の整備・点検業務を行うための必須資格。飛、回、船、滑に分かれ、1等と2等がある。等級により扱える機体重量が異なる。
小型船舶を操縦するために必要な資格。試験は学科と実技。ボート・ヨット用の1・2級、2級(湖川小出力限定)、特殊(水上オートバイ用)の4種類。
自家用飛行機や自家用ヘリコプター、趣味のグライダーや飛行船などを操縦するための必須資格。飛、回、船、滑の4種類あり、学科試験と実地試験が課される。
ビジネスとして報酬を受けて航空機を操縦するための必須資格。飛、回、船、滑の4種類あり、1人で操縦できる航空機であれば機長として操縦することが可能。
キャタピラ車、ローラー車、建設機械車など、特殊な構造を持った自動車を大型特殊自動車といい、これを運転して特殊な作業を行うなどするための必須免許。
大型自動車、普通自動車、大型特殊自動車のいずれかを用いて他の自動車(750kg以下の自動車や故障車は除く)をけん引する作業を行うための必須資格。
二輪自動車や普通自動車、トラックなどの自動車を点検・整備するための技術を認定。ガソリン、ジーゼルなど自動車の種類により分かれ、計14の区分がある。
JAF主催のモータースポーツへ参加するために必要。四輪自動車競技用とカート競技用に分かれ、そのうえで競技会へのかかわり方によって細かく区分される。
中古自動車の査定基準を定めた中古自動車査定制度に基づき、中古自動車の診断、査定などを行う技能を検定する。小型車査定士と大型車査定士の2種類がある。
工場や空港内などにおいて、1トン以上のフォークリフトを運転するために必要となる免許。流通業界のシステム大型化によって欠かせない存在となっている。
船舶の無線局、船舶と通信を行う地上の無線局、海岸局などで通信操作や技術操作を行うための技能を認定する。1〜4級があり、無線工学などの知識が必要。
航空機に設置された無線機や、これらと通信するために地上に設置された無線設備を操作するための技能を認定する。通常パイロットや航空管制官が取得する。
船舶、陸上などの無線局で無線設備の通信操作にあたるための資格。1〜3級があり、1級は無線の規模を問わずすべての通信機器を操作できる最高位の資格。
各種無線設備を取り扱うための必須資格。操作する機器の種類により海上(1〜3級、レーダー級)、航空、陸上(1〜3級、国内電信級)の9資格に分かれている。
陸上の無線設備の技術操作を行うための資格。1級と2級があり、1級は陸上無線通信の技術操作に関して最高位といわれ、活用先も放送局や無線局など幅広い。
石油やシンナーといった有機溶剤を製造、取り扱う場合の指揮・監督などを行う際に必要な資格。健康被害および予防、作業方法の改善などに関する知識を問う。
溶接の技術を認定するための資格。材料や方法によって11種類に分かれている。すべての区分に基本級と専門級があり、それぞれ学科試験と実技試験を課す。
店舗や展示場といった商業施設の空間構成の企画や装飾の設計、工事監理などを行うための技術と知識を認定する資格。試験には学科試験と実技試験がある。
公園や並木など、造園工事の施工、工程や安全の管理といった業務を行う資格。1級と2級があり、学科試験と実地試験がある。
基本測量、公共測量の計画を作成し、実施できる資格。省庁指定の養成施設を修了し、実務経験を積めば無試験で取得することも可能。
ボーリングをはじめとした地質調査を行うための知識を認定。現場調査、現場技術・管理、土壌・地下水汚染の3部門があり、受験には所定の実務経験が必要。
不動産登記の専門家として、土地や建物などの測量や調査、図面作成や申請手続きなどを行う能力を認定する資格試験。試験には筆記試験と口述試験とがある。
トンネルやダム、河川などの土木工事を施工監理する主任技術者としての資格。1級と2級があり、受験には学歴または資格に加え規定の実務経験が必要。